フィン

種族 ???
性別 おんなのこ
年齢 見た目は童女、頭脳は幼児
性格 典型的な「いいこ」だが、たまに好奇心を暴走させる
本質 純粋にして虚無
得意 魔術を織ることと唄と踊り
苦手 それ以外
所属世界 ???

時間は物事を砕く。すべては時間の力のもとに成長し、時間の経過とともに忘れ去られる。――アリストテレス

本名?:フィン=ウェル=マギスマギステル
ぼけかつっこみかで言うと捨て身でぼける。
どう見ても探索には不向きな服装で、のんびりと塔の中を散歩している少女。
水色と黄緑のオッドアイに、左右一筋ずつオレンジが入った淡い金髪。色素が薄いためか、光の加減で眼と髪の色が変化する。
手に持っているものは弓のように見えるが、弦を引くのではなく弾いて使うので厳密には楽器である。
一緒にいるノイエとアルトはオトモという名の保護者。
普段は丁寧な態度を心がけているようだが、慌てたり気を抜いたりすると、よく素の言動に戻っている。

所有するアルターは「インク」。
透明な液状のアルターに、周波数を受けることによって色の変わるインクを混ぜ込み、更に周波数によって水と同等の液体から非晶質にまで変化する硝子に溶かし入れている。
これらの素材はフィンが自分の出身地から持ち込んだもの。お陰でティブロス・セキュアルでは一点物のアルターとなっており、修理士に見せると『流動アモルファス結晶のアルター』などと大層な呼ばれ方をしてしまっている。
フィンが持っている楽器『奏弦【フォノン】』に描かれた紋はこのインクによるものなので、楽器を置き忘れない限りアルターを失くさない親切設計になっている。
ちなみに余ったインクはまるいガラスのビンに詰め、ブレスレットと一緒に手首にかけている。普段はこちらをアルターとして使うことが多いようだ。

最近帰宅した際に、おうちから蓄音機とオルゴールを合わせたようなものを持って来た。
名称は「オルゲル・オズ」。ちなみに喋る。
フィンの家には「オルゲル」と総称されるこのような道具が大小様々置いてあり、その中から小さいものを「硝子珠の調律のために」持って来たと言う。

君子 清純を恐れるべし

年端もいかぬ容姿と同じく、思考も幼く、言動も幼い。何一つ苦労を知らないような天真爛漫さと無邪気さを持つ。
それは単に、恵まれた境遇に生きてきたからではなく、彼女はどんな悪意も害意も理解できず、共感できないためである。
とても正気では見ていられない地獄を見ても、彼女はただ哀しそうに涙を落とすだけである。
どんなに理不尽な悪意をぶつけられても、彼女はただ哀しみ、自分の何がいけなかったのだろうと思うだけである。
例えば次の瞬間に、自分を詰った相手が怪物に引き裂かれるのを見たとしても、彼女はただ哀れんで涙を落とすだけである。
平常時では彼女の振る舞いは、純真な子供と何一つ変わらない。極楽にあっても、純真な子供と何一つ変わらない。
そして地獄にあっても、彼女の心は真っ白なままで、変わらず純真な子供と同じように無邪気に微笑んでいるだけだ。
どんな奇跡も、どんな悲劇も、彼女は真っ白な心で受け止めて、そして彼女の白さに何の色も付けられずに忘れられていく。
その本質は純粋にして虚無である。

ノイエ

種族 鳥か魚?
性別 気体
年齢 フィンよりは年上っぽい
性格 割と温和。機嫌が悪くなるほどに態度が丁寧になる
性質 炎のように溶ける霧
得意 鳥か魚に化けること
苦手 腕と脚のあるものに化けること
所属世界 ???

人間名:ノイエ=シュタット
怪物名:ノーラノーシェラシュターファルガフラザノールエッダノイエ
ぼけかつっこみかで言うと、アルトにはつっこむが基本ぼける。
青かったり緑だったり、鳥だったり魚だったりするもの。
機嫌が悪くなるほどに態度が丁寧になる。

アルト

種族 獣か竜?
性別 液体
年齢 フィンよりは年上っぽい
性格 割と温和。機嫌が悪くなるほどに言葉遣いが悪くなる
性質 影のように溶ける水
得意 獣か爬虫に化けること
苦手 爪と牙のないものに化けること
所属世界 ???

人間名:アルト=シュタット
怪物名:アルフェルアルターロッタルファルガフラザノールエルザアルト
ぼけかつっこみかで言うと、ノイエにはつっこむが基本ぼける。
赤かったり黒かったり、獣だったり爬虫だったりするもの。
機嫌が悪くなるほどに言葉遣いが悪くなる。

オズ

種族 唄匣、またはオルゲル
性別 金属
年齢 それなりにオトナの対応ができる
性格 非常に利他的で自主性がない
性質 植物めいた金属
得意 支援行動(特に調律支援)
苦手 自主的な活動
所属世界 ???

名称:オルゲル・オズ
識別名:他律型独立制御式アコルダトゥーラ支援機関≪オルゲル≫ピアニシモ:オズ
植物めいた金属管と、自在に形状を変える一本の金属紐で出来ている。
金属板に見える部分は全て折りたたまれた金属紐なので、よく見ると規則正しい溝に気付くだろう。
支援行動が好きで自主性に欠けるため、フィンの手元を離れると(置き忘れたり落としたりすると)金属管を全て収納した箱状になって機能停止する。ひきこもり。
硝子球調律のためにフィンが家から持って来たものだが、支援と名のつく行動は大体何でもこなせるようで、たまに戦闘支援もしている。
ちなみに喋る。

オルゲルとは?

オルゴールや楽器など、様々な形をした調律道具の総称。
詳細は箱庭サイトの博物誌:オルゲルを参照。

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